2月も後半に入り、日に日に暖かくなってきましたね。
今日は私がしみじみとすごいなあ、と思ったお話をご紹介させていただきます。
先日、小学二年生の子とお話をする機会がありました。
一緒にお話していると、その子が突然、「大切なことってなあに?」と私に聞いてきたんです。
あまりにも突然の質問で、質問の意図が分からなかったので、私は「大切なこと?〇〇にとって大切なことは何?」と聞き返しました。
すると、その子は「全部!全部大切だよ。」と答えました。
そして、続けて「全部っていうのはね、つまり、生きることだよ。」と話してくれました。
その後すぐに、小学校で習った『スーホと白い馬』のお話をしてくれたので、どうやらそのお話を読んで「生きること、つまり全部大切だ」と思ったみたいなのです。
その子が楽しそうに、そして軽快に、当たり前のように「生きることが大切」と言ったことに私は正直驚いていました。
その子はたったの7歳です。7歳の子が「生きることが大切だ」と言えることに、素直にすごいなあと思いました。
子供とお話していると、時々ハッとさせられることがあります。
当たり前すぎて気がつかなかったことや、大人になるにつれて考えることをやめたこと、自分には見えなくなってしまった世界や色鮮やかな感性が子供の中には無限大に広がっています。
そして、子供は大人が思っている以上に優しいです。
大事な人の変化や感情に驚くほど敏感なのです。大人が子供を守っているのか、大人が子供に守られているのか、分からなくなってしまうほどに、子供は大人をよく見て支えてくれています。
まるで、目に見えない感情がありありと見えているかのように感情の変化を読み取るのです。
子供は私たちが思っている以上に優しく、素直で、頭がよく、大事なものが何かを分かっています。
私はそんな子供たちを見ると、いつも子供が自由に幸せに自己表現ができるような社会になってほしいと感じます。
実現させたい理念です。